山名/標高 右田(みぎた)ヶ岳/426m
三谷(みたに)山/325m
山城(さんじょう)山/260m
登山日・天候 2006年2月18日(土)・晴のち曇 
メンバー 斉藤(宗)、斉藤(滋)、加藤、伊藤、秋富、崎里、室井、長谷川、和崎
行程 右田小学校前〜天徳寺(10:50)〜忠魂碑(11:00)〜右田ヶ岳(12:05)〜昼食(12:15-13:00)〜三谷山分れ(14:00)〜三谷山(14:10-14:20)〜山城山(14:40)〜奥伏野橋(15:00)〜右田小学校前(15:50)
三谷山、山城山は、右田ヶ岳の北方にある山で、近年縦走ルートが整備された。
三谷山には三角点が置かれているが展望は悪く登山道もはっきりしない。山城山は露岩のピークで、麓から見上げた山容は雄々しく登高意欲をかき立てられるが、登ってみると意外にこぢんまりとした山。三角点はなく地図にもほとんど山名が記されていないが、展望は三谷山よりも良い。奥伏野橋からの登山道は急坂なので上り・下りともに要注意。

今回は現地集合。10時30分に右田小学校前駐車場に到着したが、駐車場はすでにいっぱい。200mほど離れた新幹線高架下の空き地を利用させてもらった。
いつもどおり天徳寺境内から出発したが、今回は途中の石船山山頂をパスする「忠魂碑ルート」を通ってみた。登山道に入ってすぐの墓地を過ぎると道が二手に分かれているので、左側の細い道に入る。少しのアップダウンの後、忠魂碑の建つ広場に出る。
登山道は忠魂碑の後ろに続き、石船山頂上から少し右田ヶ岳側に下った場所でメインルートと合流する。
通常ルートに比べ岩がゴロゴロという感じではないが、急坂であることに変わりはない。展望はこちらも良く、左手には国道を挟んですぐ隣に西目山、その向こうには楞厳寺山、大海山。右手には岩を積み重ねるようにして石船山がそそり立ち、振り返れば防府市街地を眼下に一望できる。

忠魂碑ルート途中からの眺め。
メインルート合流点手前の一枚岩。少し滑りやすく、掴み所がないので足元に十分注意を。上りきればあとはいつもと同じルートで右田ヶ岳山頂へ。好天の休日で登山者が多い。山頂では複数のグループが休憩や記念撮影をしていた。
すぐに北ノ峰へ進み、そのまま北尾根を急降下した先の展望の良い広場で昼食休憩にした。
今回のいちばんの目標は、右田ヶ岳北方にある三谷山。地形図にも載っているが、目立たないピークなので同定が難しい。
縦走路は通称「Aコース」「Bコース」と呼ばれている上右田地区への下山ルートまでは良く踏まれ標識も立てられているが、そこから先は少し荒れ気味となる。尾根伝いに道なりに進めばほぼ間違いないが、紛らわしい分岐路もあるので低山といってもあまり油断できない。また道端にイバラが多く、服を引っかけやすいので注意。
縦走路の途中、幹に幾重もテープを巻かれた木が右手に現れる。ここが三谷山への入口で、分岐から先の踏み跡ははっきりしないがヤブ漕ぎというほどでもなく、木々に巻かれたテープに従って下っていくとすぐに上りに転じ、少し進むと三等三角点(324.8m)の立つ開けた山頂に出る。
加藤さんが過去2度登頂に失敗したという、これが幻のピーク。展望は木の間から天神山や向島が見える程度だったが、とりあえず無事目的達成。少し休んで、分岐点まで引き返した。
分岐点まで戻り、林の中を少し進むと視界が開け、眼前に矢筈ヶ岳が大きく迫ってくる。その手前、視線を少し落としたところに突き出ている小ピークが山城山らしい。
辺りは以前山火事があったようで、幹の焦げた木々が道のそばに何本も突っ立っていた。
山城山山頂は、麓から見上げる「露岩の独立峰」のイメージに反し、大部分が木に覆われ、人が立てるスペースは限られている。展望は360度とはいかないまでも非常に良かった。

山城山山頂露岩からの眺め。右手前の緩やかなピークが三谷山だろうか?
山城山からは、麓の田の口地区に急降下する。途中に岩場のある急坂で、足下が低木やシダに隠れているので下りは特に慎重に。
(左)山城山は下から見上げた山容が魅力的。
登山道から抜け出た場所は奥伏野橋たもと。ここからは市道に沿って南下し、右手に右田ヶ岳連峰の稜線を見ながら出発点に帰った。


三谷山にて 還暦おめでとうございます。