山名/標高 臥龍(がりゅう)山/1223m
登山日・天候 2007年12月2日(日)・曇
メンバー 斉藤(宗)・斉藤(滋)・田中・小川・加藤・中川・伊藤・秋富・崎里・長谷川・室井・和崎
行程 聖湖キャンプ場入口(09:10)〜1053m独標(10:10)〜山頂(11:00)〜雪霊水(11:30)〜千町原(12:40)

お馴染みのメンバーによる、忘年山行。今年は1泊2日で芸北の山に登る予定だったが、初日は雨のため登山は中止し、民宿へいまに宿泊。2日目に臥龍山に登った。
191号線の脇から山頂に向かう登山道はこれまでに何度も歩いているが、今回は「読図」のトレーニングということで、シルバコンパスと地形図を携えての山行となった。
説明を聞きながらということもあり、いつになくゆっくりしたペースの山行だったが、今いる地点の地形や方角を確かめながら進むのはなかなか面白く、歩き慣れた道も新鮮に感じられた。
シルバコンパスによる読図
シルバコンパスと地形図を用意する。地形図にはあらかじめ「磁北線」を引いておく。
まず目的地を決める。ここでは、山頂の南西にある1053mの独立標高点(独標)とする。
地形図上にコンパスを置き、自分がいる位置と目的地をコンパスの側面で一直線に合わせてから、リングを回して磁北線とリング内に引かれた直線を平行に合わせる。
リング内の矢印と指針が示す北(ともに赤色)が合うように、体の向きを変える。
この状態で、コンパスの矢印(青い→)が示す方向に目的地がある。以後はときどき磁針を確認しながら、目的の方角に進む。
目的地(山頂など)が目視できる場合は、その目標を見ながらコンパスを合わせても良い。市街地でビルや駅などを目標に合わせ、歩いてみても面白いだろう。

山頂が近くなると、残雪が目につきはじめた。前日は激しい雨が降り、国道191号線が一部通行止めになるほどだったが、ここでは雪が降ったのか、それとも以前からの解け残りか。

山頂もうっすら雪を被り、地面には薄氷が張っていた。寒いので写真を撮ってすぐに移動。
雪霊水に下る場合、今までは山頂からまっすぐ下っていたが、実は掛頭山縦走路の途中にも連絡路があると知った。ブナ林を下り、鋭角に分岐している道に入り引き返すような感じ。地形図にも記されていたが、全然気づかなかった。
この雪霊水〜掛頭山直通ルート(仮名)は、ブナの巨木が並ぶ静かな森をトラバース気味に抜けてゆく。落葉はすでに終わっていたが、立派な木が多く、新緑や紅葉の時期にぜひまた足を運んでみたい。
雪霊水からはウマゴヤ谷経由で千町原に下り、道の駅匹見峡の休憩所で遅めの昼食をとった。