山名/標高 高岳山(たかだけやま)/1040m
登山日・天候 2012年11月12日(月)・曇ときどき晴
行程 (林道桐ヶ峠線)〜登山口(10:10)〜桐ヶ峠(10:40)〜やじカ浴山(10:45)〜山頂三角点(11:05)〜展望台(11:10)〜(折り返し)〜登山口(12:10)

国道9号線を徳佐から津和野方面へ。左手に十種ヶ峰の全容を望む直線路の右手に「高岳山登山口」の標示が立っている。ここを右折し,正面にどっしりそびえる高岳山に向かって進んでいく。途中いくつかの分岐には「高岳」の案内看板が立っており,それに従って民家の間を抜けて桐ヶ峠林道に入る。
林道は概ね未舗装だが途中まではよく整備されており道幅も広め。登山口の看板はかなり奥にあり,4輪駆動車なら車道終点まで乗り入れることも可能だが,普通車はコンクリ橋より先に行かない方が無難。この橋から登山口までの所要時間は約20分だった。
高岳山に登るのは約7年ぶり,このルートを上りに使うのは実に11年ぶりなので,記憶にないものが多い。登山口の看板に添えられたコース図や,「○合目」の標柱,以前より荒れてないような気がする登山道など・・・あとで7年前の写真を見直してみると,やはり大幅に改修されたようであった。
登山口から桐ヶ峠までは大きな特徴のない樹林帯なので,合目の標示は居場所の確認に重宝する。4合目付近は路肩が崩壊している箇所があり注意が必要。高岳山,三ツヶ峰(三ツ頭山),島根県(古江堂)への道が分かれる桐ヶ峠はちょうど5合目である。
稜線上の木々はほとんど落葉し,周囲の見晴らしが良くなっていた。少し進むと小ピークに達し,正面に高岳山山頂部が大きく迫る。「やじカ浴山」の呼び名を持つこの906mピークからいったん下った後,山頂までの長い上りとなる。国道から遠望する山頂部は緩やかに見えるが,稜線上の上りは意外に傾斜があり,特に8合目〜9合目はかなりの急坂。左に十種ヶ峰,振り向くと三ツヶ峰や野道山,弟見山が大きい。
三等三角点の立つ山頂は,急坂を越えて平坦となった登山道の道端にある。展望も休憩広場もない寂しい場所で,登山者の実際のゴールは,この先にある展望台となる。山頂標識につけられた「←150m展望台へ」の標示に従い先へ進む。
(左)三角点のそばに立つブナの幹には,9年前にあったクマの爪痕が今も残る。
ブナ林を抜け,北東方面に展望が開けた展望台に出る。十種ヶ峰と大蔵ヶ岳に囲まれるように広がる徳佐盆地を眺め,来た道を引き返した。