山名/標高 東鳳翩山(ひがしほうべんざん)/734m
登山日・天候 2014年1月3日(金)・晴
行程 錦鶏の滝入口(09:30)〜萩往還道〜六軒茶屋跡(09:50)〜板堂峠(10:15)〜ショウゲン山(10:35)〜山頂(11:10-11:20)〜二ツ堂コース下る〜ナマナマコース分岐(11:50)〜錦鶏の滝・雄滝(12:10)〜錦鶏の滝入口(12:15)

正月三が日おだやかな晴天が続き,年末に鳳翩山を覆っていた雪もほとんど解けてしまった。
雪中山行にはなりそうにないので,久しぶりに萩往還から自然歩道経由で山頂に向かう。石畳の急な坂道は雪もなく乾いており,楽に歩くことができた。
板堂峠から尾根伝いの道に入っても,路面を覆い隠すほどの雪は残っていない。
途中の分岐からショウゲン山まで往復し,再び尾根道を山頂方面へ向かうと,普段は背にして歩くことの多い東鳳翩山が正面に迫り,新鮮な感じがする。
山頂には常に4〜5グループがおり,一組が下れば次の一組が上ってくるという感じで賑わっていた。
この時期にしては穏やかな陽気。360度見渡しても,山頂に雪を被った山は遠くに霞む十種ヶ峰くらい。眼下の山口市内からSLの汽笛が響いてきた。
下山路は,今回初めて「ナマナマコース」を歩いてみた。
このコース名は,1981〜1993年に放送されていたテレビ番組「KRYですこんにちは勝津正男のナマナマ55分」内でこのコースが紹介されたことに由来する。
マニア向けのバリエーションルートであるが,近年利用者が増えたからか,二ツ堂コースの途中にしっかりした案内看板が立てられている。
「悪路」と添え書きされた表示から踏み込むと,最初は踏み跡のしっかりした樹林帯だが,100mも行かないうちに急な下りとなり,ロープや色褪せたペンキを確認しながら踏み跡を辿ってゆくこととなる。とはいえ心配していたほどの悪路ではなく,雪もないためスムーズに下ることができた。
下る途中で何度かまたぎ越していた小さな流れが次第に集まり,小さな滝を従えた渓流が見えてくると錦鶏の滝は近い。
右手にコンクリートの堰堤を見送り少し下ると,ナマナマコース上り口の看板が現れ,少し下に雄滝の滝見台。駐車場までは道なりに5分ほどである。