山名/標高 大将軍山(たいしょうぐんざん)/486m
登山日・天候 2014年12月23日(火)・晴
行程 米泉湖公園(08:25)〜河内神社(08:35)〜石組前(08:50)〜山頂(09:00-09:10)〜(折り返し)〜米泉湖公園(09:45)
末武川ダム(米泉湖)の北東部にあり,地形図上は三角点のある無名峰。山名の由来ははっきりしない。
古くは北麓の後山地区からの登山道が利用されていたが,近年になって米泉湖側に新たなルートが開かれ,現在はこちらの方が一般的のようである。
切り開かれた山頂は展望がよく,北に西中国山地,南に瀬戸内海が望まれる。

米泉湖公園内の「ビッグウィング」から県道を須々万方面に数百m進むと,道路右の電柱に小さな標識がかかっており,その先の法面につけられた坂道が登山道となる。以前はこの登山口に,イラスト入りの大きな「クマに注意」の看板があったらしいが,現在は「山火事注意」の看板に代わっている。
坂を上って鋭角に折り返すと,石の鳥居と狛犬が現れる。その先,樹林帯のジグザグ道を数分で河内神社の前に出る。
拝殿正面の欄間には毛利家の家紋が刻まれ,山名の「大将軍」も含め何か関連がありそうだが,詳細は不明。
神社の右手奥に登山道が続いている。やや細く薄暗い道だが,良く踏まれ目印もあるので迷う心配は少ない。
緩い上りをしばらく進むと,正面に大きな石組が現れる。標識に従い右の急坂を上ると5分ほどで尾根に出られる。
この石組の左脇にも踏み跡があり,笹ヤブを漕いで直登すると松ヶ峠を経て北麓の後山地区に下りられるとのこと。
尾根に出ても相変わらず樹林帯で展望はないが,陽が差し込むようになり周囲は明るくなった。
やや急な上りを5分ほどで視界が開け,山頂に到着。三角点は,山頂に祀られた石の祠を避けるように,やや低い位置に置かれていた。

山頂北側の眺め。雪をかぶった西中国山地の山々が遠くにかすむ。

山頂南側の眺め。空気が澄んでいれば国東半島や由布岳まで見渡せるとのこと。