山名/標高 | 霊亀山(れいきさん)/367m | ||
登山日・天候 | 2015年3月7日(土)・曇 | ||
行程 | 道の駅津和野温泉(11:15)〜鷲原八幡宮(11:20)〜中荒城跡(11:45)〜三重横堀(12:00)〜本丸城跡(12:05-12:15)〜中国自然歩道〜太皷谷稲成神社前(12:40) | ||
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中学校の遠足で登って以来,30数年ぶりとなる津和野城址。 太皷谷稲成神社近くの観光リフトか登山道(中国自然歩道)を利用して往復するのが一般的だが,今回は南麓の鷲原八幡宮から自然歩道を縦走する周回コースとした。 発着点は,鷲原八幡宮に近い道の駅「津和野温泉なごみの里」。 |
道の駅から5分ほどで鷲原八幡宮。両脇に桜が植えられている流鏑馬馬場の先に社殿がある。 この八幡宮は,平安時代に豊前宇佐八幡宮の勧請により創建,その後吉見家初代頼行が鎌倉鶴岡八幡宮から再度勧請し,二代頼直が現在の場所に社殿を建立したとされる。 自然歩道は社殿に向かって左奥の山から入り,城址を経て稲荷神社に延びている。 |
(左)樹齢1000年を越える鷲原の大杉。
よく整備された自然歩道の途中に,1295年に当時の領主吉見氏が築いたと言われる砦「中荒城跡」の分岐標示がある。ここから左に分かれ,不鮮明な踏み跡を辿って雑木林の斜面を上っていくと,幾筋も掘られた竪堀の跡を見ることができる。さらに上って,頂上の城跡に到着。眺めはまったくない。 |
山頂の途中には他にも堀切や横堀の跡などがある。三の丸手前に「三重横堀」の案内板から,見に下りてみた。 (右)三重横堀手前にある東屋。もとは展望所だったのだろうか。いまは周囲の木が伸びてほとんど眺めはない。この東屋の先に三つの横堀跡が残っている。 |
案内板に戻り,少し進むと突然視界が開け三の丸石垣の側に出る。三の丸跡地に四等三角点(347.5m)。 さらに石段を上り,広々とした三十間台から赤瓦の連なる津和野の町を見下ろす。さだまさしの「案山子」の歌詞は,ここからの風景に着想を得て作られたとのこと。 |
「城跡から見下せば蒼く細い河 橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突」(「案山子」の歌詞より) 中央奥にある山は,島根・山口県境の高岳山(1041m)。十種ヶ峰はここからは見えない。 |
(左)地面に散らばる瓦のかけらは,明治6年に解体された城郭の名残か。 (右)石垣の周りにふきのとうがたくさん咲いていた。 |
本丸から下り,上り返して出丸に立つ。この先が観光リフトの乗降口となっているが,今回は少し引き返し,自然歩道を歩いて下った。リフトの下をくぐって,稲荷神社手前の登山口までは約1km。稲荷神社に参拝して道の駅までさらに約2km。 全行程の所要時間は約2時間だった。 |