山名/標高 比礼振山(ひれふりやま)/358m
登山日・天候 2016年3月21日(月)・晴
行程 佐昆売山神社入口(09:45)〜佐昆売山神社(10:00)〜山頂(10:25-11:00)〜(折り返し)〜佐昆売山神社入口(11:30)

比礼振山に初めて登った十数年前と比べると,佐昆売山神社手前までの道路は広く走りやすい広域農道となり,わざわざ海辺の実家から歩かなくても(以前は道路が非常に狭いので行き辛かった),農道から神社に入る分岐近くまで楽に車で来られるようになった。
農道脇に「比礼振山山頂2.5km」の標識が立ち,細い市道が分岐する付近にいくつか駐車スペースがある。ここに車を置き,昔ながらの細い道を歩いて佐昆売山神社へ。もちろんこの道路も一般車の通行は可能だが,離合が困難なので車を乗り入れたことは一度もない。
山頂までの道はすべて舗装されている。少しでも未舗装路を歩きたい場合は,佐昆売山神社手前で「堀江・代古屋」の手書き標示がある分岐を左へ。数百mだけ未舗装の林道を歩くことができる。やがて右手に鳥居と石段が現れるので,こちらを直登し佐昆売山神社前に出る。
(右)神社本殿脇に湧く「権現さんの水」は,知る人ぞ知る益田の名水。料金は各自任意で。
神社から山頂までは約1.3kmの上り坂をのんびり歩き,30分足らずで「益田十景」の展望地に到着。以前は説明のなかった残りの九景も,案内板が交換された折に説明が加えられていた。以下,順不同で紹介。

一:権現山(比礼振山)からの全景,二:人形峠からの日本海,三:持石海岸の夕陽と漁火,四:風の丘公園と萩・石見空港,五:蟠竜湖と万葉公園,六:七尾山,住吉神社と自然散策道,七:医光寺,万福寺,天石勝神社と雪舟庭園,八:小丸山古墳(雪舟の郷記念館,大喜庵),九:清流高津川とその周辺,十:鎌手のスイセンの里(唐音・蛇岩)から見た高島


よく晴れているが黄砂もPM2.5もなく,久しぶりにすっきり見晴らしの良い展望を楽しめた。高山の右,水平線上に見島の影も視認できた。
西中国山地の方角は,木々に遮られて十分な眺望は得られない。(左)は枝の間から特徴的な懸崖を確認できる大神ヶ岳(画像中央),(中)は左のゆったりしたピークが安蔵寺山,右の凸凹ピークが三子山と思われる。(右)のように視界を遮られず,眺めのはっきりした場所はごく限られている。