大会名 2005えびす・だいこく100kmマラソン
開催日・天候 2005年5月22日(日)・曇
開催地 島根県松江市、出雲市
部門 100km(個人の部・チームの部)
参加者 かんじ・・・100km個人の部
コース概要 2004年参加記を参照。
参加賞
コメント 今年もえびすだいこくを走ってきました。
ただ今回の印象としては山坂越えて遠くまで走っているのに、どこまで行っても松江市なので標識を見る限りは面白くありません。実際73キロ付近まで走ってようやくお隣の出雲市に入りました。でもこの頃には足が痛くて、そんなことを気にしている余裕などないのですが…。
ひとまず10キロおきにレースの感想を振り返ってみます。

スタート〜10q 57:50
例によってスタート直前10分前から注意事項の説明がある。今年は大会ゼッケンを付けていれば一畑電鉄乗り放題という特典付き?70qを過ぎてリタイヤした人には強力な味方になるとのこと。喜んでいいのか、どーなんだか…??去年のように快晴ではないので寒くはないが、そのぶん大山の雄大な眺めも霞んでしまっている。
穏やかな朝で気分も良好。スタート後しばらく走り峠を越えて日本海側に出ると、変らず澄んだ青い海が迎えてくれた。「この海を見に来たのだ!!」つい、心の中で叫んでしまう。

10〜20q 56:03  1:53:52
だんだん体も温まり、スピードが出てしまうので意識的にゆっくり走りを心がける。「ああ、こんな調子で最後まで走り終えたら気持ちいいのだろう〜けどねえ」と思ってしまう。

20〜30q 1:08:00  3:01:54
今回の最大の楽しみはこの区間にあり!そうです、最初の食事エイド。ここの朝ごはんはホント絶品なのだ。
去年は「大会参加費も安く抑えているので十分な選手サポートやサービスが出来ない」とあったので、まさかおいしくて暖かいおにぎりと味噌汁が用意されているとは思いもしなかった。おかげでスタート前にしっかり食べていたのでエイドは眺めるだけだった。その思いを晴らすべく今回は十分頂きました。
味噌汁にはたっぷりのメカブ、漬物もおいしい。ムム!!何やらいい匂いが??なんと今年はホタテのような貝を炭火で焼いているではないか。これを見逃す手はない。聞いてみると「ツキミガイ」と言う名前の貝とのこと。「このすぐ近くでとれるんよ〜」と自慢げに差し出されて1つ頂く。ちょっとたらした醤油と磯の香りが程よくマッチしている。もうレースは二の次だ。


40km地点の眺め。
30〜40q 56:41  3:58:35
おいしい朝ごはんのおかげでまだまだ元気。快調にそしてゆっくり笑顔で走る。

40〜50q 59:38  4:58:13
チェリーロードの登りは長い。おまけに給水所が遠いので喉はカラカラだ。そこで私設のエイドをサービスしてくれる人がある。毎年ご苦労様です。冷たい麦茶は最高。眼下に広がる島根原発3号機の建設も急ピッチだ。

50〜60q 1:13:29  6:11:42
53qの食事エイドではまだお腹がすかない。朝のおにぎりを2つも食べたせいだろう。果物を食べながら休憩していたら朝一緒に話をしながら走っていた出雲のランナーとまた出会った。「ここでリタイヤしたら送ってもらえるの??」と聞いているが、大会役員は無頓着。「あと17q走って一畑電鉄に乗ったほうがいいかも」とアドバイスしておいた。
さて食事&休憩が終わるとまたすぐに上り。おまけにそのコースが下からよく見えるから困ったもの。60q到着までの長いこと…

60〜70q 1:15:25  7:27:06
この辺りは海岸線でも山の中の道なので木陰が多い。これは助かる。エゴノキやウツギの花が沢山あり、その香りに圧倒されそうだ。道端の野いちごがあるところには、わざわざ舗装の上に矢印の表示まで。最後の峠超えでは「ホント ここで上りは終わり」と道の真ん中に大きな白い字が。でもその後の下りのほうが辛いのだ。

70〜80q 1:06:30  8:33:36
最後の食事エイドはお約束の名物シジミ汁。でも去年同様食事は欲しくない。やっぱりウルトラの強さはイコール胃腸の強さだと思う。去年はこの辺りから本当に辛かったが、今回はペースが遅い分まだ余力がある。でも一人旅は寂しいものだ。
80q手前のエイドではやっぱりコーラが欲しくなる。快調に走っている人でも急に痙攣でうずくまることもある。

80〜90q 1:08:31  9:42:07
町の中を通るのでブザマな走りは出来ない。丁寧に丁寧に、体のブレを抑えた走りに注意する。
時計を確認すると70q以降は70分を切るペース。これには自分でもビックリ。いやいや最後まで何があるか分からない。ゴールタイムを予測するには早過ぎる。

90〜100q 1:09:24  10:51:31
90qエイドで大会スタッフから最後のエールをもらう。まだ足は大丈夫だ。これなら最後まで踏ん張れるか?すぐに親分に4時20分ゴール予想と電話を入れる。連絡した以上しょうがない。今年はなんとしても出雲大社の表参道を駆け抜けたい。ただそのことだけ考えて進んだ。最後は石畳を強く蹴ってゴール到着。満足のレースだった。

さてさて考えてみるに結局のところ100qウルトラは70q以降をどうするか?ですよね。たった3回の完踏で生意気な意見ですが…。今回去年よりは明らかに練習不足で、大会前のフルの記録もかなり落ち込んでいましたが何とかなりました。
全体のペース配分はさておき、70qまでは多少のアップダウンだろうが何とか走りきります。その後ゴールまで辿り着けるか?さもなければ撃沈か?幸いにもこのコースは残り30qが平坦なので、アクシデントさえなければ我慢の気持ちだけで乗り切れるところはあります。個人的にはウルトラのサブテンという目標はまだ継続出来そうです。
(フルのサブスリーなんて到底無理なので)

それから、おまけで今回の行程を書いておきます。親分と子供2人、計4人の旅でした。
土曜日朝6時過ぎには自宅を出発し、高速で三次まで行き54号線を北上、県境に入ってすぐ「赤名湿生植物園」で植物&昆虫観察。昼には大万木山へ登る。ここのブナの多さには圧倒された。おまけによその山と違って低い位置から枝分かれし堂々とした大木が多い。朽木にはアカゲラ(頭のてっぺんが赤いキツツキ)の姿も。山頂手前ではお目当てのサンカヨウ(山荷葉)の花を見て急いで下り、玉造温泉の南にある海潮温泉で汗を流し、食料を仕入れて美保が関の先端の地蔵崎園地でテント泊。レース中、家族は島根観光、帰りは親分の運転で楽チンだった。
今回は往復とも高速のETC通勤割引を利用した。休みの日でも指定時間帯に通過すれば通勤割引(50%)になるのでうれしい。(※06:00〜09:00及び17:00〜20:00に100km以内の利用で50%off)

(かんじ)
記録
選手名 部  門 タイム 順 位 備  考
かんじ 100km個人 10:51:26 32  
利用温泉 5/21 海潮温泉
町営憩の家かじか荘 大人200円小人100円 タオル石鹸シャンプーなし
かけ流しでちょっとぬるめ。予想通り施設は古いが、ボクの温泉希望要素を2つ兼ね備えている。ひなびた雰囲気もいい。なんとものどかな施設。いっぺんでファンになった。
入り口に料金入れとゴム印を押す一覧用紙が置いてあるだけで管理人はいない。関係ないと思うけど、手前の小さな池の中には何故かザリガニがいた??
5/22 レース後無料 出雲不老温泉(去年と一緒)
その他 大会ホームページ... http://www.morinoc.com/ebisu-daikoku/