山名/標高 右谷(みぎたに)山/1234m
容谷(ようたに)山/1032m
登山日・天候 2001年4月28日(土)・曇
行程 寂地峡入口〜五竜の滝〜右谷山〜浦石峡分岐〜容谷山〜木目の滝〜林道〜寂地峡入口(所要時間約6時間30分)
山口県の最高峰寂地山(1337m)に隣接する、県内2番目の高峰。
山頂周辺は樹林帯で眺望はほとんどないが、寂地山から続く尾根道に沿ってカタクリの群落が広がり、4月中〜下旬は花目当ての登山者でにぎわう。
 

当初、3連休を利用して大分県の傾山登山を予定していたが、雨天が確実のため急遽中止。
代わりに右谷山日帰り登山(カタクリ観察)に出かけることとなった。

竜尾の滝   登竜の滝


白竜の滝   竜頭の滝

寂地峡「五竜の滝」から右谷山を目指す。 「日本の滝百選」と「日本の名水百選」に選ばれた名瀑。
それぞれ竜の名を持つ5つの滝に分けられているが、もうひとつは確認できなかった。


滝の側を登り、真っ暗な「木馬トンネル」を抜けると、右谷山への長い登山道が始まる。
先週の亀井谷よりも新緑はいちだんと鮮やかさを増していた。  (右)見てのとおりの「ヤブレガサ」

急坂を登りきり鞍部にたどり着くと、カタクリの花が道端に咲き乱れていた。
うつむき加減に咲く小さな花を撮るためには、地面に寝転がらないといけない。

ユリ科の多年草。その名のとおり、かつては根から澱粉(カタクリ粉)を 取っていたという。
「堅香子(カタカゴ)」の名で万葉集にも詠まれている。


かたくりの花には強し山の風   堀 文子
片栗の花を見に行く愛に飢ゑ  葉良一彦

右谷山頂に到着。昼食には少し早いので、小休止の後、容谷(ようたに)山 (1032m)へ向けて出発。
今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中(善)、田中(志)、原口、和崎


浦石峡分岐を過ぎると、いきなりササのかぶった狭い道に変わる。
訪れる者もなくひっそりとした容谷山登山道だが、 ツツジが至る所で花を咲かせ、目を楽しませてくれた。


容谷山頂。周囲は木々に覆われ、小五郎山と寂地山方面にわずかに展望が開ける。

山頂で昼食後、急坂を駈け下りて木目の滝に。さらに林道を経由して出発地点へ。
時折晴れ間ものぞくまずまずの天気だったが、本当に明日から雨なのか・・・?