十方山登山口から少し奥に進んだところに旧羅漢の登山口(非常に小さい目印)がある。
杉林と新緑の雑木林が混交する樹林帯。滑りやすい急坂がしばらく続く。
(左)チゴユリ (右)ユキザサ
ギンリョウソウ(銀竜草)・・・別名「幽霊草」「幽霊茸」 夏の季語である。
踏み入りて土の湿りや銀竜草 吉田正籟
深山の雰囲気が濃厚な旧羅漢山頂付近。湿地帯が多く足下に気を使う。
旧羅漢山頂に到着。(中)は「三笠宮寛仁親王殿下登頂記念」の碑。
島根県(匹見町)側の展望が良いところだが、この日は霧で遠望がきかなかった。
今回のメンバー・・・斉藤夫妻、田中善、小川、和崎の5名
20分ほどの縦走で、薄く霧の立ちこめた静かな恐羅漢山頂に到着。
最初は我々だけだったが、やがて牛小屋高原から続々と登山者が上ってきて、辺りは
大賑わい。
昼食後、入れ替わりに夏焼峠経由で牛小屋高原へ下山開始。
ホウチャクソウ(宝鐸草)・・・別名「狐の提灯」 こちらも夏の季語。
けものみち狐の提灯花つけし 飴山 實
ブナ、カエデ、ナナカマドなどの生い茂る広大な森を抜け、夏焼峠(中)に出る。
峠からは牛小屋高原(スキー場)へ。ゲレンデからは舗装路を延々と下り、
駐車場に戻った。