山名/標高 竜王(りゅうおう)山/614m
登山日・天候 2003年11月25日(火)・曇
行程 竜王神社(10:00)〜登山口(10:05)〜中宮(10:10)〜上宮鳥居(10:40)〜上宮拝殿(10:45)〜吉見峠分岐(11:05)〜山頂(11:10)〜(折り返し)〜登山口(12:10)

県道244号(下関・川棚)線の道端にあるトーテムポール風の柱が、吉見登山口の目印。すぐそばに数台分の駐車スペースがある。
山頂はここから3kmの上りだが、登山道に入る前に、竜王神社へ参拝に立ち寄ってみた。神社までは、登山口を背に坂道を下って5分ほどの距離。
立派な門構えの竜王神社。この神社は、孝元天皇(前214〜前158)32年に建てられた乳母屋神社と、景行天皇(71〜130)20年に建てられた大綿津見神社を大正6年に合祀、改称したもの。
元旦のご来光&初詣山行で相当賑わいそうな感じ。実際はどうでしょうか。

竜王神社前から竜王山と鬼ヶ城を望む。竜王山山頂のように見える尖鋒は、上宮のある446mピーク。ここからは山頂は見えない。
登山口に引き返し、登りにかかる。舗装路と石段の道を5分ほどで中宮に到着。立派な竜王神社とは対照的に、小さな祠がぽつんと建っているだけ。
中宮を過ぎると登山道の舗装は消え、樹林帯の中を踏み跡とテープを頼りにジグザグに上って行く。山頂まで眺めはほとんどないが、1ヶ所だけ響灘の展望が開ける場所がある。沖に浮かぶのは蓋井島か。
上宮までの道はかなりの急坂。途中で何度も息を切らし、立ち止まって休んだ。
薄暗い登山道のあちこちにイノシシが餌を掘り返した跡があり、じっと休んでいると足音が聞こえてきそうで気が休まらない。
中宮を出てから約30分喘ぎ続け、杉林の中にひっそりと立つ上宮鳥居にやっとたどり着いた。登山道から別れて拝殿に向かう参道の入口には「ここからは素足でお参りください 竜王神社」の貼り紙。指示に従い、靴を脱いで石段をゆっくり上り拝殿へ。
鳥居まで戻り、登山道を山頂へと進む。相変わらず薄暗い樹林帯の上りが続くが、さっきまでに比べると傾斜が緩く、かなり歩きやすくなった。
いちだんと数が増えたイノシシの食事跡を見ながら進むと、やがて下関山岳会の立てた「吉見峠分岐」の標識にぶつかる。そこから5分ほどで視界がぱっと開け、広々とした山頂に到着。

山頂から南〜東にかけての眺め。曇り空であまり遠望がきかなかったのが残念。

東〜北にかけての眺め。この日は竜王山の次に鬼ヶ城に登るつもりだったが、山頂の眺めが期待できそうになかったので中止した。
下山後は近くの「吉見温泉センター」に入浴。帰る頃には弱い雨が降りはじめていた。