山名/標高 天狗(てんぐ)山/436m
登山日・天候 2004年11月27日(土)・曇
行程 八ヶ瀬橋〜自動車15分〜登山口(11:10)〜七滑の滝(11:25)〜山頂・大岩頂上(11:45-13:05)〜登山口(13:35)

登山口の案内板
益田市南部、日原町との境にほど近い匹見側のほとりにそびえる山で、山頂には大岩が屹立し古くから天狗(猿田彦神)が住むと言い伝えられてきた。
登山口には「天狗山(天狗社)登山道入口」とあり、この山自体が天狗をまつる社とされているようである。毎年4月3日(旧暦の桃の節句)頃には、地元の人々により天狗社の祭が行われている。

2004忘年山行・1日目
(斉藤夫妻、田中善、加藤、室井、伊藤、秋富、中川、長谷川、和崎)
益田市横田町から匹見町方面へ、匹見側に沿って蛇行する国道488号線を「白岩トンネル」の手前で右折して旧道に入り、前方に見える青い鉄橋「八ヶ瀬橋」を渡り左折、大峯破(おおずえ)地区の中を道なりに進み、看板に従って林道(舗装路だが離合困難)をさらに奥へと進むと、道が大きく右にカーブしたところに登山口を示す「天狗神社参道入口」の標柱がある。駐車場はないので道の脇に車を寄せ登山開始。
入口の案内板によると山頂までは40分。
登山道に入ってすぐ、小さな川にかけられた木の橋(電柱を束ねたもの)を渡ることになるが、この橋は腐っていて危険。川は浅く幅も短いので、水の上を歩いた方が安全。
橋を過ぎると道は上り勾配となる。傾斜はそれほどきつくなく、山頂までの距離の短さもあって快調なペースで前進。
橋から10分ほどで七滑(なめら)の滝に出る。天狗社に参拝する人がここで手を洗い清め、水を口にしたことから「手水(ちょうず)の滝」の別名を持つ。ほんの小さな滝だが周囲に散りばめられた紅葉が風情を醸し「箱庭渓谷」といった趣き。
滝からもさらに上り道が続く。周囲の木々の葉が次第に少なくなり、枝越しに青野山や十種ヶ峰が見えてくるようになると、山頂は近い。
道が大きく左に曲がり平坦な尾根に出ると、すぐ目の前に大きな岩が現れる。ここがとりあえずの山頂(天狗社)で、岩の真下に猿田彦神を祀った祠が鎮座している。
祠の前には、台風の仕業か大きな木が横倒しになっており、くぐるのもよじ登るのも苦労する。大岩の左側から踏み跡を伝い、裏側から岩の上に登ることができる。
ハシゴ代わりの枯木を伝い、大岩の最上部へ。特に危険箇所はないがロープや手すりの類は一切ないので行動は慎重に。
てっぺんには「天狗山」の小さな標識があり、周囲360度に展望が開ける。当日は曇り空で遠望があまりきかなかったが、天気のいい日に登れば益田から須佐あたりまでの日本海も一望できそう。

大岩の上から、南西と、北側下方と、すぐ真下の眺め。
天狗社前広場からの眺め。
(左)下から見上げる大岩。
(右)北東方向の眺め。
日晩(ひぐらし)山は先月まで益田市の最高峰だったが、11月の美都町・匹見町合併により??位に転落。
現在の益田市の最高峰は「恐羅漢山」である・・・なんだか妙な感じ。
広場で昼食、下山後は匹見町に向かい、匹見峡温泉に入浴。その後三葛の「夢ファクトリーみささ」に移動。
夜の宴は猪鍋と越乃寒梅を囲み大いに盛り上がった。
夢ファクトリーみささ   〒698-1212 島根県益田市匹見町大字紙祖口ロ809番地(斉藤正顕様方) 0856-56-0652
自炊1泊:6人まで 1500円/人、7人以上 1200円/人 日帰り利用:800円/人 宴会:1団体につき10000円

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