山名/標高 龍頭(りゅうず)山/928m
登山日・天候 2006年5月2日(火)・曇のち晴 
行程 道の駅豊平どんぐり村(11:10)〜竜頭山登山口バス停(11:15)〜登山口駐車場(11:35)〜駒ヶ滝(11:55)〜屏風滝(12:05)〜瀧ヶ馬場〜前龍頭(12:25)〜中龍頭(12:30)〜山頂(12:40-12:50)〜別荘地〜掛札バス停(13:25)〜道の駅豊平どんぐり村(13:55)

中国山地沿いは朝のうち小雨がぱらついていたが、豊平町に入った頃には雨が上がり、道の駅の駐車場から眺める龍頭山の頂にもガスはかかっていなかった。天気は回復してくるという予報をあてにして、登山に出発。
県道40号線を少し西に進むと、遊歩道の看板と「竜頭山登山口(バス停の表記は"竜")」のバス停。ここから北に分岐する県道316号線に入り、林間の舗装路をしばらく歩く。
道端に立つ「龍頭山遊歩道 駒ヶ滝」の指示に従い、左の脇道に入り少し下ると登山口駐車場。案内板には登山のコースが書かれており、ここを起点とするのは「滝見コース」となる。
駐車場からしばらくは広い舗装路だが、急坂の直登ですぐに息が切れ、思うように上れない。
直登路が緩やかに左へ曲がり、登山道入口の看板を見て右に分岐する細い道に入る。
相変わらずの急坂で、なぜかアスファルトも敷かれているが、舗装が荒れて凸凹が多い。
10分くらいで道が二手に分かれる。山頂へは右の道、左に50mで駒ヶ滝。とりあえず滝を眺めに左の道へ入ってみた。
(左)駒ヶ滝の落差は36m。水量が少なくやや迫力に欠けるが、夏場、滝に打たれて涼を得るにはちょうどいいかもしれない?

分岐に戻り、ジグザグ道を駒ヶ滝の上まで行くとまた道が分かれ、左に60mで屏風滝。
(右)小さい滝だが、崖っぷち(駒ヶ滝の真上)にあるので足下には注意。

分岐に戻り、数分の上りで林道と出会う。このあたりが瀧ヶ馬場で、「りょう線コース」の起点。駐車場とトイレが設けられており、登山道入口には水場(最後の水場の立札)がある。
りょう線コースは自然林の中を行く明るい道(一部舗装)で、途中からやや急な階段となるが、あまり苦しむ間もなく第1ピーク「前龍頭」に到着。
前龍頭から緩やかな稜線の道を5分足らずで第2ピーク「中龍頭」に到着。周囲の木々の中には、あまり大きくないがブナの木も目につきはじめた。

(右)中龍頭からさらにひと上りで山頂に到着。東屋のほかには視界を遮るものも少なく開放的な広場。高度感があり、空を間近に感じる。


南側の眺め。天気は回復して青空が広がってきたが、遠くは霞み気味。
下山ルートは折り返しも含め3つあるが、今回は「掛札コース」を下ることにした。
山頂から西尾根に入り、少し下ったところで南の支尾根に向きを変え急降下する。眺めはほとんどないが、淡い新緑の森が美しい。例年より芽吹きが遅れているのは、3〜4月が寒かったからだろうか。
登山道を出た舗装路の先に「龍頭平原」の表示があるので何かと思ったら、別荘地のことらしい。ログハウスや普通の一軒家風のものなど、斜面(平原ではない)に沿って様々な家が建ち並ぶ。利用は夏場がメインなのだろうか、どの家も窓を閉ざしてひっそりしており、作業のトラックが1台通り過ぎただけだった。
県道に出てからは「心」招き猫(豊平中学校入口)や田園風景を眺めながら30分(2.5km)ほど歩き、道の駅に帰った。