山名/標高

道の駅「豊平どんぐり村」からの眺め。
龍頭(りゅうず)山/928m

駒ヶ滝
龍頭山は旧・豊平町の中央(現在は北広島町南西部)にそびえる独立峰で,南麓の都志見地区(道の駅豊平どんぐり村)から望む釣鐘状の整った山容が印象的。
江戸時代の地誌「芸藩通志」には「瀧山」として「南は厳島海上,及び伊豫の諸島,北は伯耆大山,石見の三瓶山などを見る」と紹介され,古くから展望の良い山として知られていた。
地形図に登山道の記載がなく登る人が少ない時期もあったが,現在は登山道が整備され,多くの登山者で賑わうようになった。登山道は大きく分けて「滝見コース」と「掛札(かけふだ)コース」の2通り。滝見コース側には山頂直下まで舗装された林道も延びているが,登山道と交差するのは中腹の瀧ヶ馬場駐車場のみ。ここにはトイレがあり,登山者にも便利。
滝見コースの名の由来となった落差36mの滝は「駒ヶ滝」と呼ばれ,言い伝えによると源頼朝秘蔵の名馬,生月(いけつき)摺墨(するすみ)は豊平町西宗(龍頭山北東)の産であり,2駒が豊平にいた時分に龍頭山を駆け回っていたことから,この滝が駒ヶ滝と呼ばれるようになったといわれている。

山 行 記 録
2006.05.02 豊平どんぐり村から滝見コースを上り,掛札コースを下る。
2010.09.18 豊平どんぐり村から滝見コースを往復。