山名/標高 盛太(もった)ヶ岳/891m
登山日・天候 2007年2月4日(日)・曇ときどき晴
行程 登山口(10:00)〜山頂まで1900m表示(10:25)〜第1展望台(10:40)〜第2展望台(11:10)〜山頂(11:15-11:40)〜(折り返し)〜登山口(12:40)

中国道・六日市ICから国道187号線を日原・益田方面へ10分ほどで、県道42号線と分岐する交差点に出る。右折して県道に入れば、安蔵寺山登山口(高尻)。左折して橋を渡り、約1kmで登山口に到着。大きなケヤキが目印。
「盛太ヶ岳登山口」標識の付近には2〜3台が駐車できるスペースがあるが、この日は先客があり満車だったので、近くの空き地に駐車することとした。
交通量は少ないが、道が狭いので路上駐車は遠慮したい。
登山口の先は未舗装の林道。しばらく進むと上りに転じ、クリ園の中に入る。
この時期、盛太ヶ岳に登るからには当然雪中山行を覚悟でワカンも持参してきたのだが、ふもとの陽気や道路の雪のなさ具合(中国道も冬タイヤ規制なし)を見ると、ラッセルよりも雪崩を心配しないといけないかも・・・
山に点在する雪も、やや心もとない。
クリ園の中を抜け、雑木林へ入ると本格的な登山道となる。以前(2001.11)目印が少なく分かりにくいと感じていた分岐点も手前の木にテープが2重3重に巻かれ、迷う心配がなくなった。
様々なメッセージが路傍に置かれていたが、以前からあっただろうか(気づかなかっただけ?)。
それにしても雪がない。雑木林の道は結構な急坂で、日差しも暖かく汗びっしょりになった。
「あと1000m」地点の小ピーク(第1展望台)までくると、ようやく雪が地面に被るようになった。
立春にしてすでに「早春」の趣である。
小ピークから少し下り、上り返すといよいよ山頂までの急登がはじまる。雪がないので上りやすい・・・どころか、わずかな雪にぬかるんだ斜面は非常に滑りやすく、ロープやササや小枝を掴んでの悪戦苦闘。途中には、いつ倒れたのか大きな木が道を塞いでおり(左)、足を滑らせはしないかと冷や冷やしながらまたぎ越した。

急坂を上りきると、最も眺めの良い第2展望台。北から南東にかけてのパノラマに疲れが吹き飛ぶ。
第2展望台から山頂までは、緩やかな上りを5分ほどの距離。積雪はここでも10cmに満たない。
山頂は木が多く、第2展望台のように広い眺めは得られない。西側の樹間から鈴ノ大谷山が望まれる。

3等三角点の山頂では、先行のグループが休憩中だった。少し休んで、先に下山開始。滑りやすい急斜面は、踏み跡のないヤブをかき分けるようにして下った。