山名/標高 | 盛太(もった)ヶ岳/891m | |
地元史書「吉賀記」には「嶺、飯を盛り上げたるが如し。故に志か云ふ」とあり、「盛太」の名はこの山独特の形から名付けられたものと推察される。 登山道は、北東の抜月地区からの往復ルートのみで、道は整備され標識も多く迷う心配はないが、山頂手前はロープの張られた急坂となるため、雨上がりや積雪時には注意が必要。 山容や「吉賀富士」の名から、山頂の好展望が期待されるが、実際は立木が多く眺めのきく場所は限られている。むしろ途中の急坂からの方が展望が良く、平家ヶ岳、羅漢山、安蔵寺山などの山々が連なる雄大なパノラマが楽しめる。この急坂を上り切った場所(主稜線との合流点)を第2展望台、急坂手前の小ピークを第1展望台とも呼ぶ。 登山道や山頂には石仏や祠が祀られ、かつては周防、石見の霊場巡りのひとつとして参拝者を集めていたようである。当時は南麓の蓼野地区からの登山道がメインで、途中にも多くの石仏が立っていたとのこと。この道は現在消失し、歩く人はいなくなった。 |
山 行 記 録 | |
2001.12.02 | 忘年山行・2日目。初冬の盛太ヶ岳。 |
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