山名/標高 |
権現(ごんげん)山/617m 福智(ふくち)山/901m 牛斬(うしきり)山/580m | |
登山日・天候 | 2008年4月26日(土)・曇のち晴 | |
行程 |
JR八幡駅(07:40)〜尾倉登山口(08:05)〜皿倉平(08:55)〜権現山(09:15)〜市の瀬峠(09:50)〜田代分かれ(11:25)〜尺岳平(12:00-12:20)〜からす落(13:15)〜福智山(13:35)〜赤牟田の辻(14:30)〜焼立山(14:40)〜牛斬山(15:30)〜JR採銅所駅(16:15)
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昨年(2007.04.21)とは逆に、北から南への全山縦走。 八幡駅前から、まずは正面にそびえる皿倉山へ。とにかく山に向かってまっすぐ歩いていくと、道路は上り勾配となり、帆柱ケーブルや皿倉山登山口の標識が現れてくる。案内に従い、都市高速上の歩道橋を渡ると、ケーブル山麓駅に到着。 |
ケーブルカーはまだ動いていない(始発は10時)ので、皿倉山も歩いて登る。舗装路の脇に「煌彩の森コース」の標識が立っており、一歩足を踏み入れると自然林に囲まれた静かな登山道。うっそうとして深山の雰囲気すら漂ってくるが、すぐ脇を車道が通っており、途中何度か舗装路を横断することとなる。 県立ふれあいの家を過ぎると車道から離れ、登山道は傾斜を強める。「見返坂」は急登に加え、延々と並べられた木の階段が辛い。ここは迂回路も設けられている。 |
見返坂を越えると「皿倉の泉」の水場。その先は緩やかな傾斜の道となり、周囲に広がる見事な自然林が、都市の中を歩いていることをしばし忘れさせる。 皿倉の泉から15分ほどで皿倉平に到着。八幡駅を出たときは小雨がぱらつき、先行きが不安だったが、空は明るくなってきており、激しく降られる心配はなさそう。 |
昨年よりも距離が長くなるので、今回は皿倉山頂への往復(片道約20分)はパスし、代わりに正面の権現山に向かうことにした。 昨年、市の瀬峠からの急坂で力尽き登頂を断念した山だが、皿倉平からは舗装された車道が山頂まで続いており(一般車は途中で行き止まり)、距離は伸びるが楽に上ることができた。途中にはキャンプ場や帆柱権現山神社などがある。 |
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権現山山頂も皿倉山と同じくアンテナが立ち並んでいるが、三角点の周囲は広い草地となっており、皿倉山よりはくつろぎやすい。 この広場の南(縦走路側)にアンテナ施設が密集しており、建物の一部を利用した展望所もある。曇り空で遠くは霞んでおり、眺めはあまり良くなかった。 |
下りは、アンテナ群の片隅に鎮座する鷹見神社の脇につけられた踏み跡をまっすぐ下る。かなりの急斜面で歩きにくいが、とにかく一直線に下るので距離は短い。5分ほどで九州自然歩道(権現山頂を迂回し皿倉平に出るコース)の分岐に合流する。 分岐は四叉路となっており、直進して急坂をさらに市の瀬峠へと下る。 |
市の瀬峠からは、標識に従って福智山へひたすら進めば良いのだが、とにかく距離が長い!そして「比較的緩やかな上り」だったと記憶していた縦走路はアップダウンの連続で足へのダメージが大きい。 縦走路は樹林に囲まれて見た目にあまり変化がないが、所々で記憶に残っている場所を確認しているうちに残り距離も徐々に縮まり、尺岳平に正午頃到着した。ここがコースのほぼ中間点。 |
尺岳平から山頂への往復はパスし、昼食後福智山へ。 普段はそれほど苦になる箇所もなく歩きやすい区間だが、今日はさすがに緩やかな上りでも足どりが重くなる。 たぬき水で一服した後、一気に山頂へよじ登り、本日の最高地点に無事到着。少し休んで、最後の難関へ。 |
植林と自然林で山の色がくっきり分かれた「赤牟田の辻」。登山道は色の変わり目、防火帯として切り開かれた直線の部分となる。この山頂への直登路、"超"急坂こそが本コース最大の難所だと思っていたが、福智山を越えて気分的に楽になったのか、足が慣れてしまったのか、それなりに時間はかかったものの、意外にすんなりと上りきることができた。 去年より距離が伸びて心配していたが、残り時間も充分。北から南へ下る今回のコースの方が歩きやすかったようである。 |
赤牟田の辻から牛斬山までの縦走路は、稜線上に切り開かれた細長いゴルフコースのよう。 天気はいつの間にか回復し、風はやや強いが日差しが暖かく心地よい。 午前中より展望も良くなった。遠くは相変わらず霞んでおり英彦山までは見えないが、ゴールの牛斬山は視認できる。それほど遠くはない。 (右)牛斬山手前の方位板。「ロマンスが丘」というのは、牛斬山を見渡せる牛斬峠あたりのことを指すのではないかと思う。 | |
八幡駅を出発して約8時間で、牛斬山山頂に到着。昨年に比べると足の疲れが少ない。とはいえ、もうひとつ先の香春岳まで足を伸ばす気にはなれなかった。 明るい縦走路を離れ、薄暗い樹林帯を抜けて採銅所駅前に下る。所要時間は8時間35分。同じペースで皿倉山や尺岳に寄り道しても日没には充分間に合いそうだが、また挑戦するかどうかは今のところ未定。 |