山名/標高 十方(じっぽう)山/1319m
登山日・天候 2009年4月11日(土)・晴
行程 立岩駐車場(07:50)〜山頂(09:30-09:50)〜(折り返し)〜瀬戸の滝分岐(10:55)〜瀬戸の滝遊歩道終点(11:15)〜立岩駐車場(11:33)

頻繁に登っているような気がしていた十方山だが、あとで記録を見ると約7年ぶりであった。
8時前、まだ誰もいない立岩駐車場から登山道に入る。すぐに瀬戸の滝への道が分岐するが、入口にロープが張られていた。
立岩コースは、序盤の沢筋に出るまでの上りが特に急坂で、その後も断続的に急な上りが続く。展望は乏しいが、高度を稼ぐにつれて周囲の植生が次々に変化するので、退屈せずに歩ける。

隆起準平原の山頂部は、記憶にあった以上に広々としていた。斜面の一部にはまだ雪が残っている。
山名の由来となった十方の見晴らしは、北側の木々の丈が伸びてきたので実際は八方くらいか。
それでも雄大で見飽きることのない大パノラマを、貸し切りの山頂から存分に楽しんだ。

南側の眺め。市間山、立岩山、湯来冠山、大峯山、女鹿平山、羅漢山など。

南西〜西にかけての眺め。吉和冠山、寂地山、大神ヶ岳、安蔵寺山、五里山など。

北西〜北にかけての眺め。広見山、半四郎山、恐羅漢山・旧羅漢山など。
なお、この方角は山頂三角点周辺からは見えない。
往路を折り返して下山。上りではあまり感じなかったが、傾斜のきついところが予想外に多い。
多くのグループとすれ違いつつ沢筋まで戻ってきたところで、瀬戸の滝への分岐点を発見した。以前は下りでよく利用していた道だが、最近はあまり使われていないのか、踏み跡は細く落ち葉に埋もれ、歩きにくかった。
今までの滝展望所から、さらに細い踏み跡を下ると、以前建設中だった遊歩道に出られる。水しぶきを浴びながら滝を間近に見ることのできる新ルートが完成したので、以前からの登山道は廃れてしまったのか。残念な気もするが、滝を眺めるにはこちらの方が迫力があり、道も安全である。滝から駐車場までは約800m。