山名/標高 龍頭(りゅうず)山/928m
登山日・天候 2010年9月18日(土)・晴
行程 豊平どんぐり村(12:40)〜滝見コース登山口(13:00)〜駒ヶ滝(13:15-13:20)〜瀧ヶ馬場(13:35)〜前龍頭(13:45)〜山頂(14:00-14:15)〜(折り返し)〜豊平どんぐり村(15:30)

「秋晴れ」と呼ぶには気温が高すぎるが,すっきりとした青空が広がり絶好の行楽日和となった3連休初日,豊平どんぐり村も来場者が多く,持ち帰り弁当も順番待ちの状態だった。すぐに受け取れるものを買って,龍頭山へ出発。
この辺りに来るたびに目にしている山だが,登るのは4年半ぶりとなる。今回も道の駅から出発したが,滝見コース登山口にも5〜6台の駐車スペースがある。前回の記録にも残っていたが,すっかり忘れていた。今後はこちらに駐車するようにしたい。
登山口の先は,傾斜のきつい直登の舗装路を経て山道となり,さらに少し上ると駒ヶ滝の前に出る。もともと水量の少ない滝なので,猛暑・小雨のせいで水が涸れているのではないかと心配したが,少量ながら水は落ちていた。勢いのないのが幸いして,下に立つと雨に打たれるようで気持ち良い。天然のシャワーである。
駒ヶ滝の「瀑布」で体を冷やした後,その上にある屏風滝に上ると,こちらは水量がさらに激減して湧き水のようにチョロチョロと岩の上を流れている状態だった。
登山道は瀧ヶ馬場の駐車場に出て,再び樹林帯へ。麓の看板に「龍頭山登山遊歩道」とあるごとく,ここからはよく整備された道になる。ジグザグにつけられた道をしばらく上ると,前龍頭(836m)の展望台に出る。岩のテラスからは南から西にかけての展望が良い。
周囲の木々の中に,小ぶりだがブナも見られるようになった。中龍頭(878m)の東屋に掲げられた説明板によると ブナの古名を「ソバ」といい,現在の蕎麦の実はブナ=ソバの実に似ていることから名づけられたという。

前龍頭(岩場)からの眺め。
山頂近くまで延びる林道の終点から続く砂利道が登山道に合流すると,あとわずかの上りで,龍頭山山頂に到着。南側は草の急斜面で高度感があり,空が近く感じられる。
以前来たときは曇り空であまり遠望がきかなかったが,この日は比較的見晴らしが良く,吉和冠山から大佐山にかけての広島・山口・島根県境の山々や,瀬戸内海に浮かぶ宮島弥山が視認できた。一方,北側は木々に遮られて眺めが悪く,方位盤に書かれていた寒曳山,阿佐山,三瓶山,大山などは(見えたかどうかも)確認できなかった。

山頂からの眺め(南東〜北西)。空気が澄めばさらに遠くまで見えそうだ。