赤川温泉からの登山道は,久住山を上り,扇ヶ鼻を下りで利用したことが2度あるが,今回は逆向きに利用することにした。 登山者用の駐車場から少し進み,登山道分岐を扇ヶ鼻方面に入る。少し踏み跡の錯綜した薄暗い樹林帯を抜けると,正面に扇ヶ鼻,右手に肥前ヶ城,久住山を望む見晴らしの良いススキの原に出る。 |
扇ヶ鼻への上りはほぼ直登で,見た目にはすぐ山頂へ着けそうな感じだが,近づくにつれ傾斜が強くなり,足が進まなくなる。天気は薄曇りで,気温が意外に高く,山の上でも半袖でちょうど良いくらいだった。 紅葉は,扇ヶ鼻周辺が概ね見ごろになっていたが,今回歩いたコースの全体では50〜60%といったところ。ピークは今週末から来週初めくらい? (右)肥前ヶ城の紅葉も,まだこれから。 |
6年ぶりの扇ヶ鼻から久住山方面を遠望。紅葉は・・・あまり見えない。 |
扇ヶ鼻から湧蓋山・泉水山方面を遠望。星生山西斜面はかなり色づいてきた。 |
西千里浜からは星生山の山頂経由で久住分れに下り,天狗ヶ城へ向かった。 |
天狗ヶ城山頂から東側180度の眺め。平日の朝で登山者が少なく,ここまでの3ピークはいずれも貸切状態。 |
中岳山頂から,坊がつると平治岳,大船山を望む。 北の空には雲が湧きだし,湯布院方面は雲海の下に隠れてしまっていた。 大船山山頂部は遠目にも赤みがかっており,こちらよりは紅葉が進んでいる。白口岳西斜面はようやく色づいてきたところ。今回は少し来るのが早すぎた。 |
中岳から稲星山を経由して久住山に向かう。曇天の下に広がる枯草色,点々と見える紅葉にわびしさが増す。 |
久住山頂からの眺めは晩秋を思わせるが,実際は長袖を着ていると汗だくになるほど暖かい1日だった。 |
久住山から赤川温泉への道を下ると,扇ヶ鼻以来の鮮やかな紅葉が斜面に広がっていた。南側の方が紅葉が進んでいるのは奇妙な気もするが,昼間がまだ暖かいぶん,夜間との気温差が大きいのかもしれない。 この登山道にりは急峻な岩場や滑りやすい路面が多く,上りよりも時間をかけて慎重に下った。 |
登山道の下部では歩きにくい道を修繕する作業が行われており,林道との合流点には,登山者にボランティアで運び上げてもらいたいとの看板が掲げられ,資材が山積みにされていた。 赤川温泉付近の木々は,ほとんどがまだ青々としており,山麓の紅葉は11月以降になりそうである。 |