山名/標高 九重(くじゅう)山
 指山(ゆびやま)/1449m
 中岳(なかだけ)/1791m
 天狗ヶ城(てんぐがじょう)/1780m
 星生(ほっしょう)山/1762m
 肥前ヶ城(ひぜんがじょう)/1685m
 沓掛(くつかけ)山/1503m
 黒岩(くろいわ)山/1503m
 泉水(せんすい)山
   上泉水山/1447m
   下泉水山/1296m
登山日・天候 2011年6月4日(土)・晴ときどき曇
行程 長者原駐車場(06:00)〜自然観察路入口(06:20)〜指山(06:50)〜雨ヶ池越(07:55)〜法華院温泉(08:40-08:50)〜中岳(10:10-10:20)〜天狗ヶ城(10:30)〜久住分れ(10:55)〜星生山(11:25-11:35)〜肥前ヶ城(12:00)〜沓掛山(12:40)〜牧ノ戸峠(12:55-13:05)〜黒岩山(13:35)〜上泉水山(14:15)〜下泉水山(14:35)〜長者原駐車場(15:00)

早朝からにぎわう長者原を後に,まずは指山へ向かう。
すがもり峠へ続く登山道(舗装路)の途中にある「自然観察路入口」から樹林帯に入ると,5分ほどで山頂への登山道が分岐する。ここから急坂を30分で見晴らしの良い山頂に到着。昨年三俣山から指山を見下ろしたときは,一面のピンクに見えていたが,今年の花の咲き具合は今ひとつ。つぼみも多かったのでこれから花が増えてくるのかもしれないが・・・先月の犬ヶ岳同様,不作の年の予感。
指山からは三俣山に縦走する道もあるらしいが,情報が不確かであり,見た目にも簡単には登れそうにないので,来た道を引き返して坊がつるに向かった。途中の雨ヶ池越は,木道が新しいものに取り替えられ,案内板も新設されていた。
坊がつるからは,平治・大船に登山者が続々と進んでいたが,指山の開花状況から見てあまり期待できそうにない。遠目に見る山肌もまだ青々としていた。
法華院温泉で休憩後,白口谷から中岳へ一気上り。このルートは,先年の豪雨で路面の一部が崩壊し,その後も土石流の危険性があるので「通行はご遠慮ください」との看板が掲げられていた。注意しつつ進んだが踏み跡不明瞭なところもあり,今回も道を間違えかけてしまった。


中岳山頂から見渡す360度の風景に,ピンクの花はほとんど見えなかった。やはり今年は不作なのか。
中岳からは天狗ヶ城,久住分れを経て星生山へ。久住山は混雑を予想してコースに含めていなかったが・・・実際,本当に登山者が多い。
遠くから山頂を望むと,あまり広くない頂上に人影がびっしり並び,まるで毛が生えているようだった。
「山と高原地図」にはルートが示されておらず,登山道がはっきりしないため,これまで登頂を見送ってきた肥前ヶ城だが,特に立入を禁止されているわけではないようで(?),この日も複数のグループが出入りしていた。星生山の上からその軌跡をたどると,少なくとも上図の3ルートが推定できた。
今回は星生山頂から最も近く,位置も判りやすそうな(西千里浜分岐点のすぐそば)黄色のルートを探してみることにした。
星生山から下ると,ちょうど肥前ヶ城から下りてきた一団がメインルートに合流するところだった。
肥前ヶ城登山道の分岐点は,メインルートに沿ってロープが渡されている場所で,立入禁止とは書かれていないが,あくまでも自己責任でどうぞという雰囲気である。入口から尾根に出るまでは踏み跡が細いが,尾根に出るとはっきりした道となり,苦もなく山頂に到着。
山頂は,字の消えかけた標識が立つだけの地味な場所だが展望は良く,今までにないアングルから見るくじゅうの山並みを楽しんだ。


肥前ヶ城からの眺め(西〜北〜東)。紅葉期の眺めもかなり期待できそう。阿蘇山や祖母山は霞んで見えなかった。

牧ノ戸に下って休憩後,道路を渡って黒岩山〜泉水山を縦走して長者原へ。上泉水山付近のミヤマキリシマ群生地も,今年は花が少なかった。