山名/標高 高尾(たかお)山/599m
登山日・天候 2011年7月28日(木)・曇 
行程 京王高尾山口駅(10:55)〜ケーブルカー乗り場・稲荷山コース入口(11:00)〜高尾山山頂(11:55)〜自然研究路6号線〜琵琶滝(12:45)〜ケーブルカー乗り場(13:05)

前回(2009.11)は陣馬山から高尾山山頂まで縦走し,そのまま人並みに押し流されるようにして自然研究路1号線(ほとんど舗装された道)を下ってしまったが,今回は高尾山のみを,なるべく山道らしいコースを選んで歩いてみることにした。
新宿駅から京王線快速に乗り,1時間足らずで高尾山口に到着。その奥のケーブルカー乗り場から3つの登山道が分岐している。いちばん手前が1号線,ケーブル駅の隣に稲荷山コース,そのまま奥に進むと6号線(琵琶滝コース)である。上りは稲荷山コースを利用することにした。
階段を上り,コース名のとおり小さな稲荷社を過ぎて尾根に取り付くと上りは緩やかになり,アップダウンを繰り返しながら次第に高度を上げる。この登山道には「展望尾根コース」の別名もつけられていたが,実際展望が開ける場所は一部に限られているようだった。途中に1箇所,展望台を兼ねた東屋が建っていたが,この日は天気が悪く眺めは期待できなかったので,巻き道を使ってパス。ちなみに天気が良ければ,この展望台から筑波山が望めるそうである。
3号線への連絡路分岐を右手に分見送ると,山頂まで急な階段上りとなり最後の頑張りどころ。ここを上りきると山頂である。相変わらず人出が多く賑やかだが,平日でもありさすがに前回のような雑踏は見られなかった。左手に富士山を望む展望所があるが,この日はガスがかかり何も見えない。
「十三州見晴台」の石碑の近くに腰掛けて少し休み,6号線を下ることにした。
山頂から薬王院方面に少し下り,右手に鋭角に分岐している道に入り,山頂直下をトラバース気味に下る。そのまま標識に従い急階段を下ると山道に入り,水音が聞こえはじめるとまもなく渓流のそばに出る。その後は渓流伝いに植物を見ながら緩やかに下ってゆき,琵琶滝(修行が行われており,滝の周囲は撮影禁止),岩屋大師を経て東京高尾病院の前で車道と合流する。そのまま車道を下るとまもなくケーブル駅である。所要時間は約2時間だった。