山名/標高 寂地(じゃくち/じゃくぢ)山/1337m
登山日・天候 2010年5月9日(水)・曇ときどき晴 
行程 松ノ木峠(10:05)〜冠山分岐(11:20)〜寂地山(11:50-12:00)〜(折り返し)〜松ノ木峠(13:35)

寂地・冠の春を彩るカタクリの花は,例年4月下旬〜GWに開花のピークを迎えている。
少し時期を過ぎてしまったが,いつもより冬が長かったぶん,花もまだ残っているのではないかと期待をかけ,松ノ木峠から群生地を目指すことにした。
何度か坂を上り,冠山との分岐付近の小ピークに出る。カタクリの群生はこの辺りからはじまるのだが,目につくのはスミレの花ばかり。たまに目につくカタクリは,すでに花が散っているか散りかけの弱々しい姿で,やはり遅かったかと少々残念な気分。しかし,少し進むと・・・
冠山との分岐付近から,花弁をしっかり開いた元気な姿のカタクリが増えてきた。
今回は冠山はパスし,そのまま寂地山方面へ向かった。道端では常にカタクリが花を開いており,充分に見頃といえる状態だった。
冠山分岐から寂地山までは起伏が緩やかで歩きやすい樹林帯。途中展望が開ける場所から,ちょうど松ノ木峠の登山口付近を望むことができた。
標識がつけられ,以前よりも道がはっきりした額々山分岐を過ぎると,すぐに寂地山山頂に到着する。眺望は全くないが,おだやかな日差しが新緑ごしに降りそそぐ気持ちの良い場所である。昨年(7月21日)国体の炬火を採火したことを示す新しい石碑が,前回の石碑と並んで祠の前に立てられていた。