山名/標高 寂地(じゃくち/じゃくぢ)山/1337m
山口県の最高峰。以前は展望もなく道に迷いやすい深山だったが,昭和38年の国体開催時に山頂で炬火が採火されたのをきっかけに登山道が整備され,万人向けの山となった。
平成23年に開催された「おいでませ!山口国体」でも炬火が採火された。
山頂部を覆うブナ林の新緑・紅葉の美しさは格別。自然林の育んだ名水は錦町に滝となって流れ落ち,名勝「寂地峡」の渓谷美を作り上げ,また,隣接する右谷(みぎたに)山との山頂を結ぶ尾根伝いに群生するカタクリは,4月下旬頃に一斉に開花し多くの登山者の目を楽しませる。
登山道は南麓の寂地峡からのルートが一般的。寂地林道(途中まで舗装)を利用して終点まで車で入れば,短時間で山頂に立つこともできるが,なるべくなら時間と体力にゆとりを持って寂地峡からゆっくり登って行きたい。山頂からは冠山,右谷山,島根県最高峰の額々山などへ縦走が可能。

山 行 記 録
2002.01.20 雪中山行・・・のつもりが,雪の少なさにびっくり。
2004.06.13 冠山から小五郎山まで縦走。
2005.08.06 犬戻峡から沢伝いに山頂へ。
2012.05.09 松ノ木峠から山頂まで,カタクリを見ながら往復。


雨の寂地山。山頂は霧に包まれ幻想的な雰囲気が漂う。(2002.07)