山名/標高

登山口のコース案内図
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津波戸山(つわどさん/つはとさん)/529m
津波戸山は杵築市(旧山香町)の北西部にあり,最高地点は540mであるが登山道がなく,529mピークに置かれた三角点を山頂としている場合が多い。山腹には火山岩(集塊岩)が浸食されたことによる奇岩・絶鋒が連なり,標高以上の峻険さ,荘厳さをたたえている。一帯は霊場として,養老年間(717〜724年)に六郷満山を開いた仁聞菩薩によって開かれ,水月寺や奥の院がおかれたと伝えられるが,一時廃れていた。
大正初年に,地元の有志数名によって山腹の絶壁の間に弘法大師像が安置され,のちに岩稜に配された石仏を鎖やロープを頼りに巡る八十八ヶ所霊場巡拝道も整備された。現在はスリル満点で眺望も抜群の岩登りコースが人気を集め,休日には多くの登山者が訪れている。
大きく2つに分かれている岩尾根巡拝路には鎖やロープ,足場などが設置され,特別な装備は必要ないが,非常に高度感のある場所,岩と岩の間を抜ける狭い場所,垂直に切れ落ちて足場が確認できない場所など,慣れていない人は恐怖を感じるところが随所にあるので,慎重な行動が求められる。

山 行 記 録
2010.11.13 恐怖の岩峰。
2011.11.22 絶景の岩峰。