長者原からすがもり越,さらに西峰まで一気に上った。ここから残り3ピークを回り,戻ってくる計画だが・・・本峰の上にガスがかかり,先行きに不安がよぎる。 |
四峰から南峰を望むと,期待どおりの紅葉が山肌を彩っていた。すぐに向かいたいところだが,ルート不案内なところもあるので,まずは本峰へ。 |
ここからの「お鉢巡り」は,歩き慣れた北峰へ向かう右回りでいくこととして,いつもの急で滑りやすい斜面に足を進めた。 |
近くで見ると,紅葉のピークにはまだ少し早いようで,色の鮮やかさは一昨年ほどではなかったが,目の保養には充分すぎるものだった。 大鍋の周りを散策している人が何人かいた。北峰と南峰の間に,小鍋や大鍋に下る連絡路がつけられているようである。 |
この雨ヶ池への道が,植生保護ということで通行止め(表示は"ご遠慮ください"だが)となってしまった。 分岐を過ぎるとほどなく縦走路は上りに転じる。本峰から鍋底に下る急斜面に比べると遙かに歩きやすく,すれ違う人の数も桁違いに多い。平日なのに。 |
皆さんどうやら南のピークには興味がなく,北峰や大鍋に直接向かっているようで・・・それとも,目的地から折り返して帰りに立ち寄るのだろうか? |
その目的は,あっけなく果たすことができた。久住分れから岩場を越えて西千里浜に下ると,左手にすぐそれと分かる踏み跡が分岐し,草の斜面を上っていた。これを辿ると苦もなく肥前ヶ城手前のなだらかなピークに達し,前回歩いた道に合流して山頂へらくらく到着した。 |
曇り空は朝よりも暗さが増し,ひと雨降りそうな気配も漂ってきたが,そんな天気の割には遠望がきき,祖母・傾の稜線や阿蘇山を望むことができた。 |
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この道を歩くのは十数年ぶりである。途中,何度か車道に出ることがあったが,歩行者には全く出会うことのない静かな散歩道だった。 |