山名/標高

華山からの眺め。(2011.11)
一位ヶ岳(いちいがだけ)/672m
長門市と下関市(旧豊田町)の境界に位置し,円錐形の整った山容でどこから見てもそれと分かる秀峰である。山麓からは俵山,一ノ俣の良質の温泉が湧き,付近一帯は山口県の県獣ホンシュウジカの生息地となっている。山名の由来は「神功皇后の三韓出兵のとき,この山から柊を献上したので一の位を授けられた(以来,この山には柊が生えない)」「イチイの木に関連して付けられた」「長門一の名峰だから一位」など諸説あり定まっていない。
登山道は,長門市俵山からの往復コース「椎ノ木ルート」が長らく利用されてきたが,2012(平成24)年に俵山地区の有志により,廃道となっていた花瀬峠からの縦走路が復活した。この「花瀬ルート」と椎ノ木ルートを組み合わせて周回することもできる。他に,国道491号線から尾根(天井ヶ岳,白滝山に連なる縦走路)を伝い,椎ノ木ルートに合流するコースもある。

山 行 記 録
2003.03.19 椎ノ木ルートを往復。
2012.12.27 新設の花瀬ルートから山頂へ。