山名/標高 船上山(せんじょうさん)/616m

船を逆さに伏せたような山頂部
古期大山の溶岩流によって作られた外輪山が長年の浸食により現在の姿になったといわれる「裏大山」の山群は,南から北に延びる稜線上に矢筈ヶ山,甲ヶ山,勝田ヶ山とピークを連ね,その最北端に位置するのが船上山である。
山名の由来となった,船底の形に似たなだらかな山頂部と,その直下を取り囲むように連なる断崖「屏風岩」の奇観で知られるとともに,奈良時代初期に開山されたと伝えられる山岳霊場,また,南北朝時代に後醍醐天皇の行宮が築かれ,名和長年と佐々木清高との戦いが繰り広げられた古戦場としても知られている。1932(昭和7)年に国の史跡に指定された。
山麓は万本桜公園として整備され,4月は花見客で賑わう。公園内には鳥取県立船上山少年自然の家などの施設も併設されている。

山 行 記 録
2001.06.30 少年自然の家から往復。
2009.06.27 船上山〜勝田ヶ山〜甲ヶ山〜矢筈ヶ山〜大休峠〜大山滝
2012.05.13 大山寺〜三鈷峰〜振子山〜野田ヶ山〜大休峠〜矢筈ヶ山〜甲ヶ山〜勝田ヶ山〜船上山