山名/標高 船通(せんつう)山/1142m
斐伊川源流となる2つの清流を擁し、古くは「鳥髪(とりかみ)の峰」とも呼ばれていた、島根県(奥出雲町)と鳥取県(日南町)の境にそびえる山。
神話に名高い「八岐大蛇(やまたのおろち)」伝説発祥の地といわれ、山腹の鳥上滝は大蛇が住んでいた場所、また亀石谷は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が大蛇に飲ませる毒酒を醸した場所(甕石→亀石)とされている。
その大蛇の尾から出てきたといわれる宝剣「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」出顕之地の石碑がそそり立つ山頂は広い草地となっており、展望は360度。周囲はカタクリの自生地でもあり、4月末〜5月上旬の開花時期は多くの登山者でにぎわう。
登山道は、奥出雲町に2コース、日南町に1コースある。奥出雲町側の登山道は麓の斐乃上温泉前で分岐し、それぞれ「鳥上滝コース」「亀石コース」と名付けられている。

山 行 記 録
2001.09.22 鳥上滝コース〜亀石コース周回。
2009.05.03 鳥上滝コース往復。山頂はカタクリが満開。