山名/標高 湧蓋(わいた)山/1500m
湧蓋山は九重連山の西端、大分・熊本の県境に位置する独立峰で、円錐形の整った山容から「玖珠富士」「小国富士」とも呼ばれている。
山名の由来は不明だが、万年山が生まれたとき、その土砂をかぶり「湧いた湧いた」と鳴動し、山体ができたという伝説がある。山麓からは黒川、小田、はげの湯、岳の湯、奴留湯、湯坪、宝泉寺など、九重山にひけをとらない良質な温泉が「湧」き出ている。
大分県側からの登山道は、湯坪温泉からのコース、筋湯温泉に近い「疥癬(ひぜん)湯(※)」コース、八丁原から一目(ひとめ)山〜みそこぶし山を経由して山頂に至るコースなど。熊本県側には小国町の「はげの湯」を基点とする登山道があり、山頂への最短路となっている。

※疥癬湯には以前湯治小屋が建てられていたが、2005年6月の集中豪雨で小屋が流され、2006.05現在更地となっている。

山 行 記 録
2003.03.09 雪の湧蓋山。疥癬湯から往復。
2006.05.24 湧蓋山〜みそこぶし山〜一目山の縦走・周回コース。
2009.10.10 熊本県小国町「はげの湯」からの往復コース。


(左)万年山・下万年台から望む湧蓋山は「玖珠富士」の名のとおり、均整のとれた優美な山容。(2006.05)
(右)小国町・はげの湯温泉からの眺め。(2005.06)


一目山から湧蓋山と九重山を一望。(2006.05)