山名/標高 安蔵寺(あぞうじ)山/1263m

小五郎山からの眺め。(2004.06)
島根県日原町、六日市町、益田市(匹見町)の境界にまたがる山。島根県の最高峰とされることも多いが、実際は額々(がくがく)山(標高1279m)に次ぐ2番目の高さ。昭和57年のくにびき国体以降一般向けの登山道が整備され、3町それぞれからのアプローチが可能。
頂上部は南北に3つのピークが連なり、一番高い南側のピークを山頂としている。ここからはあまり展望はきかないが、さらに南へ進むと見晴らしの良いササ原(通称、展望台)がある。
ブナ、ミズナラなどの自然林に覆われ高山植物の豊富な登山道は、新緑、紅葉そして積雪期と、季節ごとに異なる自然の美しさも格別。山頂の展望台からの雄大な眺めは圧巻で、西中国山地はもちろん、条件が良ければ日本海から瀬戸内海までを一望できる。
山名の由来は、かつて山頂付近にあったとされる寺の名前「安蔵寺」にちなんだもの。

登山道は、奥谷(日原)、高尻(六日市)、伊源谷(匹見)の3コースがあり、一般的には奥谷からのコースがよく知られているが、最近は山の中腹に建設された安蔵寺林道(舗装路)の安蔵寺トンネル付近から入山し奥谷コースのほぼ中間に出る短縮ルートが利用されるようになってきた。このコース上には、樹齢600年と推定されるミズナラの巨木「ナラ太郎」がある。

山 行 記 録
2001.05.12 匹見町・伊源谷から山頂へ。下山は新ルートを利用。
2001.12.01 安蔵寺トンネルからの短縮ルート。山頂からは伊源谷へ下山。
2005.02.05 六日市町・高尻から雪の山頂へ。
2005.05.21 4年ぶりの伊源谷コース。下山路は新・新ルートに。
2006.01.28 吉賀町・高尻から雪の山頂へ。晴天に雪原がまぶしい。
2007.11.17 津和野町・杣の里よこみちから山頂まで往復。
2010.05.03 吉賀町・高尻から山頂まで往復。いつもより遅い春。


国道9号線「道の駅シルクウェイにちはら」から山頂部を遠望。
(2005.06)